作品概要

自分自身の純潔に獣姦される若い処女》は、画家のサルバドール・ダリによって描かれた作品。制作年は1954年から1954年で、個人所有に所蔵されている。

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本作は1954年に描かれた作品であり、作中の多くのモチーフがサイの角で構成されている。若い女性の臀部は二つの組み合わさった角で構成されており、その下には二つの別の角が浮かんでいる。まるで二つの角が同時に協調して、このお尻の美しい女性を獣姦しようとしているようである。

このイメージの着想はヨハネス・フェルメールから得られたものであり、フェルメールはダリが数少ない達人の一人に数える画家であった。本作は特にフェルメールの『レースを編む女』から刺激を受けたとされている。ダリはイーゼルをフェルメールの原作の前に置き、その焦点の当て方に着目しつつ模写をしようとしたらしいのだが、その結果できたのがこの作品だったそうだ。

本作は以前はプレイボーイ・マンションのコレクションの一つだったが、2003年にロンドンで競売にかけられ135万ポンドで落札された。

本作は、ダリの妹のアンナ・マリアを描いた作品である『窓辺の少女』を思い起こさせる。アンナ・マリアはダリの伝記を出版しており、その内容はダリについて否定的なものだった。ダリはそうした内容の伝記を出版したことに対する報復として、本作を描いたと考える評論家もいる。

また、本作のモデルをガラだと考えるものもいるが、実際には本作は1930年代のセックス・マガジンの写真を元に描かれている。1958年にダリは本作について、「矛盾しているようだが、もっとも性的な外見のものが、もっとも閉鎖的なのだ」と書いている。

《自分自身の純潔に獣姦される若い処女》の基本情報

  • 制作者:サルバドール・ダリ
  • 作品名:自分自身の純潔に獣姦される若い処女
  • 制作年:1954年-1954年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:個人所有
  • 種類:キャンバスに油彩
  • 高さ:40.5cm
  • 横幅:30.5cm
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