作品概要

収容所内の風景》は、画家のフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた作品。制作年は1793年から1793年で、ボウズ博物館に所蔵されている。

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『収容所内の風景』(スペイン名:Interior de cárcel)は、1746年から1828年の間に活躍したスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤによってカンバスに油絵具で描かれた作品である。この作品は1793年から1794年の間に制作が完了した。作品内の画面は、ぼんやりとしたつめたい光によって照らされ、まるで煉獄の中の風景であるかのような雰囲気を醸しだしている。

この作品は、数多く存在する画家ゴヤのとある作品群のひとつである。ゴヤは、狂人収容所(当時の精神病院にあたる)を舞台として想定した絵画をいくつか制作しており、1793年から1794年の間に制作された作品『精神病院の中庭』、1812年から1813年の間に制作された作品『精神病院』がシリーズに含まれる。

これらのシリーズ作品を画家が描いていた当時、精神病院というものは以下のような存在であったことが美術評論家のロバート・ヒューズが記している。こうしたの施設は「社会の表面に空いた複数の穴であり、ちいさなごみ捨て場である。そこに精神病患者たちは、患者たちの病の本質を明らかにし、分類わけを行ない、または治療するというもっともちいさな試みもなされずに放り込まれる可能性があった」。

ゴヤは、しばしば自らの精神状態について、正気を失うのではないかという恐怖を抱いていた。こうした事実が、これらの作品群を恐怖の感情で強調して彩ることになったのである。

《収容所内の風景》の基本情報

  • 制作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
  • 作品名:収容所内の風景
  • 制作年:1793年-1794年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ボウズ博物館
  • 種類:油絵
  • 高さ:42.9cm
  • 横幅:31.7cm
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