作品概要

マヌエル・ゴドイの肖像》は、画家のフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた作品。制作年は1801年から1801年で、王立サン・フェルナンド美術アカデミーに所蔵されている。

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『マヌエル・ゴドイの肖像』は1801年にスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤが大型のカンバスに描いた油絵である。現在は王立サン・フェルナンド美術アカデミーに所蔵されている。スペインの宰相マヌエル・ゴドイが対ポルトガルのオレンジ戦争における自らの勝利を記念し、制作を依頼したものである。

肖像画はモデルの性質を鋭く描き出している。絵のモデルが持つ自負心の強さはそり返った姿勢、彼をとり囲む馬たち、そして足の間に配置された男根を象徴する杖が表わす。スペイン政府の頂点に腰を下ろすゴドイの姿は示唆的なものである。ゴヤは、ゴドイの傲慢さを彼の体勢とポルトガルの国旗を通して浮き彫りにしている。巧みな光の使用は作品内に緊張感を生みだしている。

1801年、ゴドイは権力の絶頂にあった。オレンジ戦争に勝利した彼は「陸と海の総司令官」であると同時に「平和公爵」でもあり、自ら進んでこうした立派な称号を授かった。

ゴヤと彼は友人でもあった。ゴドイは、彼自身が依頼主の可能性がある2枚のマハの肖像画を所有していた。カルロス4世の妻マリア・ルイサ・パルマとは親密な関係にあり、彼女に対して影響力を持ち、王の従姉妹であるチョンチョン女伯爵との婚姻を通じて王家の一員となった。

ゴヤは1794年にもアルクディア公爵だったゴドイの騎馬姿を肖像画として描いてた。ゴドイのキャリアは不名誉な結末を迎え、スペイン独立戦争後は貧困の内で暮らした。彼は亡命先のパリで1851年に死亡した。自らの零落ぶりにもかかわらず、ゴドイは画家ゴヤを弁護し続けた。回想録ではゴヤの『ロス・カプリチョス』に触れ、まるで彼自身が作品が出版されたところを目にしたかのように、最大の賛辞を贈った。

《マヌエル・ゴドイの肖像》の基本情報

  • 制作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
  • 作品名:マヌエル・ゴドイの肖像
  • 制作年:1801年-1801年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:王立サン・フェルナンド美術アカデミー
  • 種類:油絵
  • 高さ:181cm
  • 横幅:268cm
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