作品概要

この人を見よ(エッケ・ホモ)》は、画家のミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオによって描かれた作品。制作年は1605年から1605年で、白の宮殿に所蔵されている。

「エッケ・ホモ」とは、イタリアバロック式の画家であるカラバッジョによって、1605年から1606年、もしくは1609年に描かれた絵画であり、現在はジェノバの白の宮殿(Palazzo Bianco)に展示されている。

また、カラバッジョの描いた他の作品、「茨冠のキリスト」と対になる作品とも言われている。

「エッケ・ホモ」とは、ヨハネによる福音書の中で、これから磔にされるキリストを前に侮辱し騒ぎ立てる群衆に向けて、ポンティウス・ピラトが発した言葉であり、「見よ、この人だ」と訳される。カラバッジョが「エッケ・ホモ」で描いたのはまさにその場面であり、ピラトが茨冠とローブを着せられたキリストを群衆に示している姿が描かれている。

「エッケ・ホモ」には完成されたローマ時代の手法が各側面に現れている。ドラマチックな光がさしているような対象にクロースアップし、背景は深い闇でおおわれており、恥辱やサディズムの混ざった、拷問というもののリアルさが表現されている。

「エッケ・ホモ」を描く契約は、1605年の8月に完成させるという納期で、カラバッジョが25歳であった1605年の6月にむすばれた。しかし、その年の7月、カラバッジョはMariano Pasqualoneを襲撃し、罪に問われ、8月の終わりまでジェノバに逃れることになる。その後も、大家の家に石をぶつけたり、Ranuccio Tomassoniを殺害したりなどし、結局ナポリに腰を落ち着け作業をはじめたのは1605年も終わる頃であった。

「エッケ・ホモ」という作品は、画家のチーゴリによっても描かれている。チーゴリの方の「エッケ・ホモ」は1607年以降に描かれ、カラバッジョのスタイルをまねているとされている。

《この人を見よ(エッケ・ホモ)》の基本情報

  • 制作者:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
  • 作品名:この人を見よ(エッケ・ホモ)
  • 制作年:1605年-1606年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:白の宮殿
  • 種類:油彩
  • 高さ:128cm
  • 横幅:103cm
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