作品概要

ゴリアテの首をもつダビデ》は、画家のミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオによって描かれた作品。制作年は1607年から1607年で、美術史美術館に所蔵されている。

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「ゴリアテの首をもつダビデ」とは、イタリアバロック式の画家であるカラバッジョにより、1607年に描かれた作品である。現在は、ウィーンにある美術史美術館(Kunsthistorisches Museum Gemaldegalerie)にて展示されている。

「ゴリアテの首をもつダビデ」には、サムエル記の一節から引用されたシーンが描かれている。その一節とは「ダビデがペリシテ人を殺して戻ってくると、アブナーはダビデが殺したであろうペリシテ人の首を持ったままの姿を、サウルに見せた」という箇所である。

ダビデは、ゴリアテの首をその手に持ったまま、彼の勝利を誇っているところを、この絵に描かれている。ボルゲーゼ美術館に展示されているバージョン違いの「ゴリアテの首をもつダビデ」は、ダビデの正面の視点から描かれており、まるでサウルのいた場所からこのシーンを見ているかのように、絵を見る人にむけてゴリアテの首が差し出されている。

「ゴリアテの首をもつダビデ」にもバージョン違いがあるように、カラバッジョは絵を完成させた後も、対象を違う視点でとらえ、新しい形を良く探っていた(また、それはいくつものバージョン違いが存在する、カラバッジョの他の作品である「洗礼者ヨハネ」にも表れている)。

二つの「ゴリアテの首をもつダビデ」を比べたとき、ウィーンに存在する方が、より暗いムードに包まれており、ダビデは勝ち誇っているように見える。それに対して、ボルゲーゼ美術館に展示されている方には、内向的に哀愁が漂う姿のダビデが描かれている。ゴリアテの顔については、カラバッジョの自画像ではないかと考えられているが、ボルゲーゼ美術館に展示されている方が、より一般的な顔をしているように見える。

「ゴリアテの首をもつダビデ」に描かれているダビデは、カラバッジョの他の作品である「愛の勝利」に登場するキューピッドが、成長した姿ではないかと考えられており、元のモデルは、ローマで生活していた時代に、カラバッジョの付き人をしていた若い画家のセッコという青年ではないかと考えられている。

《ゴリアテの首をもつダビデ》の基本情報

  • 制作者:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
  • 作品名:ゴリアテの首をもつダビデ
  • 制作年:1607年-1607年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:美術史美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:90.5cm
  • 横幅:116cm
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