作品概要

聖ゲオルギオスと竜》は、画家のピーデル・パウル・ルーベンスによって描かれた作品。制作年は1606年から1606年で、プラド美術館に所蔵されている。

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「聖ゲオルギオスと竜」は、ピーテル・パウル・ルーベンス初期の油彩画である。製作は1606年から1608年にかけてで、大きさは309x257cm。現在この絵はスペイン、マドリードのプラド美術館が所蔵している。

この作品を描いたときのルーベンスは20代から30代にかけての修行時代で、製作期間を含む1600年から1608年までルーベンスはイタリアで過ごしていた。
「聖ゲオルギオスと竜」は当初ジェノヴァの教会のために描かれたとされているが、ルーベンスの死まで画家自身が所有していた。その後、スペイン王のフェリペ4世のコレクションに加えられた。

作品には大きく聖ゲオルギオスの乗った馬がやや縦長の画面全体を右上から左下に向かって分割するように描かれている。白馬に乗った聖ゲオルギウスの背後には竜の生け贄にされる羊と同じく生け贄に捧げられようとする姫が描かれている。馬の足元に退治されている竜が描かれており、その開かれた口に剣が刺さっているのがみてとれる。

聖ゲオルギオスの竜退治の物語は広く知られている。ゲオルギオスを含む聖人たちの伝説を描いた13世紀の書籍『レゲンダ・アウレア(黄金伝説)』にはこの竜退治の物語と並んで彼の逸話が残されている。竜退治の伝説では、異教徒の町で竜が暴れているときいたゲオルギウスが町にやってきて、生け贄にされそうになっていた王の娘を救い、その功績ののち人々が改宗し、キリスト教徒になる。

聖ゲオルギウスと竜の物語は頻繁に絵画の題材にとりあげられ、パオロ・ウッチェロ、ラファエロ、ヤコボ・ティントレットなどの画家らによって描かれている。竜がどのような姿をとっているか画家によってさまざまであり、鳥のような姿であったり、怪物のような姿であったりする。

《聖ゲオルギオスと竜》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・パウル・ルーベンス
  • 作品名:聖ゲオルギオスと竜
  • 制作年:1606年-1608年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:プラド美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:309cm
  • 横幅:257cm
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