作品概要

虹のある風景》は、画家のピーデル・パウル・ルーベンスによって描かれた作品。制作年は1632年から1632年で、エルミタージュ美術館に所蔵されている。

「虹のある風景」はペーテル・パウル・ルーベンスによる風景画。バロック黄金期の画家の晩年の代表作のひとつである。大きさは86x130cm、製作年は1632年から1635年頃にかけてだが、ルーベンスの死後1869年に板からカンヴァスに移された。現在はロシア、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館が所蔵している。

日本では2012年、国立新美術館にて開催された「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年」などの機会にて展示されたことがある。

「虹のある風景」のモチーフとなっているのはルーベンス晩年のその他多くの作品と同じく、田園風景である。農家の女性たちと牛、あひる、馬車などが描かれている。表題ともなっている虹は画面上方を横切るように、遠くから手前に描かれた森の中に消えていっており、画面の上半分ほどを占めている。

作品がルーベンス晩年の代表作であることは広く受け入れられているが、その絵の解釈は定まっていない。神話からの寓意を示しているとする説、あるいは虹が日常生活の幸せの儚さ、移ろいやすさを示しているとする説、あるいは聖書の大洪水の際の雨があがったことを示している、などの説がある。

ルーベンスが彼の晩年とされる1930年代以降田園生活の風景を頻繁に描いていることは広く知られている。この例として「虹のある風景」に並んで「早朝のステーン城の風景」「畑から戻る農夫」「村人の踊り」が挙げられる。

《虹のある風景》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・パウル・ルーベンス
  • 作品名:虹のある風景
  • 制作年:1632年-1635年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:エルミタージュ美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:86cm
  • 横幅:130cm
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