作品概要

マドンナ・ヴァリチェッラ》は、画家のピーデル・パウル・ルーベンスによって描かれた作品。制作年は1606年から1606年で、サンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラに所蔵されている。

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「マドンナ・デッラ・ヴァリチェッラ(ヴァリチェッラの聖母)」は、フランドルの画家ルーベンスによる石版油彩画。大きさは425x250cm。油絵、スレート版。製作は1606年から1608年にかけてだといわれている。ローマのキエーザ・ヌオーヴァ(旧サンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ教会)が所有している。

この絵の中心には子イエスを抱く聖母の姿が描かれており、その周りには天使たちが、さらにその周りを取り囲むように智天使たちが描かれている。「マドンナ・デッラ・ヴァリチェッラ」のこの構図は「フランダースの犬」でも有名な同じくルーベンスの油絵「聖母被昇天」(アントワープ)とよく似ていることがたびたび指摘される。聖母被昇天は聖母マリアの死の際、その肉体を天使たちが天へと連れ帰っている。

ルーベンスが提出したこの作品の最初の案はパトロンののスケッチとされる絵は現在フランスのグルノーブル美術館に所蔵されている。ヴァリチェッラの聖母が所蔵されている現キエーザ・ヌオーヴァには同じくルーベンスによる作品がこの絵のほかに数点展示されている。

製作された1606年から1608年にかけてはルーベンスのイタリアでの修業時代ともいわれており、ヴァリチェッラの聖母の製作はフランドル絵画の一派とみなされ評価をあまり受けていなかったルーベンスがイタリアで得た数少ない機会のひとつである。この作品の前にはサンタ・クローチェ・イン・ジェルサンレメ聖堂の祭壇画を描いているが、この祭壇画は現存していない。

《マドンナ・ヴァリチェッラ》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・パウル・ルーベンス
  • 作品名:マドンナ・ヴァリチェッラ
  • 制作年:1606年-1608年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:サンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ
  • 種類:油彩・スレート
  • 高さ:425cm
  • 横幅:250cm
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