作品概要

キョウチクトウのある花瓶》は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品。制作年は1888年から1888年で、所在不明に所蔵されている。

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「キョウチクトウのある花瓶」は、1888年、フィンセント・ファン・ゴッホにより制作された。本作品の所在は不明であり、盗難、あるいは燃失と思われる。本作品は1944年、第二次世界大戦中に盗まれたと言い伝えられている。1940年までは、パリのベルネーム=ジューヌ画廊に収蔵されていた。

ベルネーム=ジューヌ画廊は、フランス系ユダヤ人一家が経営していた。彼らには、印象派や後期印象派の絵画の多くを世に紹介するという重要な役割があった。1901年、アレクサンドル・ベルネーム(1839年-1915年)は、2人の息子ジョス・ベルネーム=ジューヌ(1870年-1941年)、ガストン・ベルネーム=ジューヌ(1870年-1953年)とともに、美術批評家ジュリアン・ルクレールの助力を受けて、フィンセント・ファン・ゴッホの回顧展を行った。1906年、ベルネーム兄弟は、マデレーン大通りに画廊を構え、主に現代美術の作品を展示した。

1940年、第二次世界大戦中、ベルネーム=ジューヌ一家がユダヤ人であることにより、ナチス体制の標的となる。ベルネーム=ジューヌ一家は、印象派および後期印象派の絵画30点ほどを包装し、家族ぐるみの友人が所有していたドルドーニュ県にあるシャトー(Chateau de Rastignac)に保管する。1941年、画廊は差し押さえられ、絵画は押収、建物は売却される。1944年3月30日、ナチス親衛隊は、フランスレジスタンスに対する報復として、強制的にシャトーを破壊しようと侵入する。トラック5台分もの品々は全て持ち去られ、火を付けられた。絵画については、奪取されたか、燃やされたと思われるが、いずれにせよ、その時以来、誰の目にも触れていない。

《キョウチクトウのある花瓶》の基本情報

  • 制作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
  • 作品名:キョウチクトウのある花瓶
  • 制作年:1888年-1888年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:所在不明
  • 種類:油絵具
  • 高さ:56cm
  • 横幅:30cm
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