作品概要

洗濯する女性のいる運河》は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品。制作年は1888年から1888年で、Joseph Albrittonコレクション、ワシントンに所蔵されている。

1888年6月にアルルで描かれた作品。1888年2月にアルルに移り住んだゴッホにとって、絵画で生計を立てることへの思いは強く、彼は15ヶ月間に200以上の絵画を描きながら、弟のテオに絵画を売るための相談をしている。ゴッホが売るための絵画を描くにあたり、題材に好んで選んだのは、春の花咲く木々と、そして運河の橋のある風景だった。

「洗濯する女性のいる運河」を描いた後、同年7月にゴッホは再び弟のテオに手紙を書いた。

「私がいつも描いている小さな絵を覚えていますか。洗濯場のあの木の橋を遠くから望んだ町の風景です。今回、私はそれを大きなサイズで描きました。」ざっくばらんに弟に相談を持ちかけながら、ゴッホは、情熱のままに小さなサイズの絵を多数描いていることを述べて、大きな絵を公共の場で多くの人々に同時に見てもらうことを願って、画商を営む弟に相談している。ゴッホがアルルに移り住んで半年の間に大きいサイズの作品は25点ほど残し、1888年のうちに50点の大きいサイズ(横幅70センチほど)の絵を描きたいと述べている。

運河を題材にした最初の大きいサイズの絵が同年6月の作品となった。ゴッホは、ジョルジュ・スーラが描いた、「アニエールの沐浴」や「グランド・ジャット島の日曜日の午後」が、巻き起こした1886年の第八回印象派展の大きな反響を覚えていて、運河を題材とするゴッホの絵にもまた、スーラが好んで用いたモチーフが姿を現す。
遠景の工場と煙突、近景の川で洗濯をする女たちは、あたかも川縁の公園の風景とも重なる。煙突のある工場を自然描写の風景に入れることは、18世紀の都市のイコノグラフィーとして、ゴッホが受け止めていたことが伺える。

《洗濯する女性のいる運河》の基本情報

  • 制作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
  • 作品名:洗濯する女性のいる運河
  • 制作年:1888年-1888年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:Joseph Albrittonコレクション、ワシントン
  • 種類:油絵具
  • 高さ:74cm
  • 横幅:60cm
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