作品概要

エラルート・デ・ ライレッセの肖像》は、画家のレンブラント・ファン・レインによって描かれた作品。制作年は1665年から1665年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

『エラルート・デ・ ライレッセの肖像』(英語名:Portrait of Gerard de Lairesse)はレンブラントによって1665年頃描かれた油絵作品で、アメリカはメトロポリタン美術館に所蔵されている。エラルート・デ・ ライレッセはオランダ黄金期の当時よく知られた画家であり、銅版画家であり、また芸術理論家であった。

また音楽家として、詩人として、劇作家としてもその多彩な才能を発揮した人である。彼は先天性梅毒に苦しみ、その病によって1690年ごろには失明し絵を描くことを断念せざるを得なくなったが、それにともなって芸術論へより精力を注ぐようになっていった。この肖像画は1665年までに描かれたもので、デ・ライレッセ氏の膨れた顔立ちと鞍鼻に病の破壊的な影響が見て取れる。

レンブラントは妥協のない率直さで彼の不運な外見を記録しながら、そこにある静かな尊厳の空気に主題性を見出した。このモデルの論じた絵画における理想は、彼が”キャンバスに塗りたくった泥水”と評して軽蔑していた当のレンブラントのものとは正反対であったにもかかわらず、肖像画は同情的な仕上がりとなっている。

レンブラントの時代の特徴であった、プロテスタント国家らしく敬虔な信仰を重んじ富貴を恥じるアムステルダムの風潮は17世紀中頃にはすっかり抑制が効かなくなり、むしろ退廃的といっても良い状態になったが、デ・ライレッセ氏のフランス古典主義的なスタイルは時代にもてはやされ、彼はレンブラントの死後アムステルダムで最も著名な芸術家となった。

《エラルート・デ・ ライレッセの肖像》の基本情報

  • 制作者:レンブラント・ファン・レイン
  • 作品名:エラルート・デ・ ライレッセの肖像
  • 制作年:1665年-1665年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:メトロポリタン美術館
  • 種類:油絵
  • 高さ:112cm
  • 横幅:87cm
  • 編集情報

  • 投稿日:
  • 編集者:
  • 運営元:MUSEY編集部