作品概要

ある家族の肖像》は、画家のレンブラント・ファン・レインによって描かれた作品。制作年は1665年から1665年で、アントン・ウルリッヒ公爵美術館(ドイツ)に所蔵されている。

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『ある家族の肖像』(英語名:Family Portrait)はレンブラントによって1665年頃描かれた油絵作品で、アメリカはミネアポリス美術館に所蔵されている。日付は記されていないものの、その大きな筆さばきや筆とパレットナイフによる表面のテクスチャーといった作風から、彼が晩年に取り組んだ最後の作品のひとつと考えられているものである。

とはいえ人物の顔部分では細い絵筆によって丁寧な色の重なりが作られており、顔の造作が緻密に説明されている。庭の設定は最も基本的な描かれ方をしており、母親のスカートの暖かいオレンジ色は画面に溶け込んでいる。

興味深いのはレンブラントの1630年の作『悲嘆にくれる預言者エレミヤ』や『アガサ・バスの肖像』における絵の具の薄塗りや、パネルに残る筆跡によりわかる描画技法の詳細を比べることである。それらの十分にコントロールされた画風から、1654年の『ヤン・シックスの肖像』や続く『ティトゥス』に見られるように、一本のストロークで形成された絵具の層はますます分厚くなっていく。

当作品や『ユダヤの花嫁』に見られるスタイルはレンブラントの最終的な型で、形の描写は二次元的に略され、筆跡のパターンの中には喜びを感じ取ることができる。レンブラントの最後の弟子であるアールト・デ・ヘルデルが継承し18世紀も引き続き用いたスタイルがこれである。残念ながらこの『ある家族の肖像』に描かれた家族が誰なのかはわかっていない。

《ある家族の肖像》の基本情報

  • 制作者:レンブラント・ファン・レイン
  • 作品名:ある家族の肖像
  • 制作年:1665年-1665年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:アントン・ウルリッヒ公爵美術館(ドイツ)
  • 種類:油絵
  • 高さ:126cm
  • 横幅:167cm
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