作品概要

カフェ・タンブランの女》は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品。制作年は1886年から1886年で、ファン・ゴッホ美術館に所蔵されている。

本作品はゴッホがパリに来て印象派の影響を受けた時期の作品である。モデルの女性はパリで「カフェ・タンブラン」を経営していたアゴスティーナ・セガトーリである。

セガトーリは1841年頃にイタリアに生まれ、1860年頃までにパリに移住してきた。その後パトロンを見つけ、1885年にカフェ・タンブランをオープンした。
ゴッホはこの店をよく訪れ、自身の作品を展示してもらったことがあり、一時はセガトーリと交際していたと言われるが、確かな情報ではない。

作品全体は憂鬱で気だるい雰囲気が漂っており、セガトーリの表情は疲れ切ったような暗い表情をしており、右手に火のついたタバコを持っている。両目は焦点が定まっておらず、そこからセガトーリがかなり酔っていることが分かる。円卓の上に置かれているアルコール飲料からは当時パリでも大問題になっていたアルコール依存症を暗喩させている。店の奥には日本の浮世絵が飾られており、セガトーリの髪型と服装は民族的なもので異国的な雰囲気が出ている。

本作品は独特の表現からエドガー・ドガの「アプサントを飲む人」の影響を受けているとされており、セガトーリはドガの作品のモデルを務めたこともあった。

《カフェ・タンブランの女》の基本情報

  • 制作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
  • 作品名:カフェ・タンブランの女
  • 制作年:1886年-1887年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ファン・ゴッホ美術館
  • 種類:油彩/画布
  • 高さ:55.5cm
  • 横幅:46.5cm
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