作品概要

ラ・ムスメ》は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品。制作年は1888年から1888年で、ワシントン・ナショナルギャラリーに所蔵されている。

1888年7月に描かれた肖像画で、「ムスメ(娘)」とはゴッホがピエール・ロティの「お菊さん」を読んで知った日本語である。モデルの少女はアルルの少女であるが、ゴッホが日本の少女のイメージを投影して本作品を手紙の中で「ムスメ」と呼んだことから、一般でも「ラ・ムスメ」と呼ばれている。

モデルの少女は12歳で、洋服は青とオレンジという補色の関係にある2色がコントラストをなしている。

背景は薄い緑色で白に近い色となっており、それに対して洋服のストライプ柄と水玉模様がはっきりと浮かび上がっている。垂直方向と鉛直方向に筆遣いが残っており、両手はラフに描かれているが、顔は深く造形されている。少女の可愛らしい手にはキョウチクトウの花が持たれており、それは自然の生命の循環と再生に対するゴッホの信念と関係しているのではという指摘がある。

作品を相続したのはピカソの弟デオドルスの妻であるヨハンナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル(ヨー)であり、1905年アムステルダム市立美術館での回顧展などに出品していた。その後様々な人物のもとへ売られ、1929年5月21日にニューヨークの収集家であるチェスター・デールが買い取った。

《ラ・ムスメ》の基本情報

  • 制作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
  • 作品名:ラ・ムスメ
  • 制作年:1888年-1888年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ワシントン・ナショナルギャラリー
  • 種類:油彩/画布
  • 高さ:74cm
  • 横幅:60cm
  • 編集情報

  • 投稿日:
  • 編集者:
  • 運営元:MUSEY編集部