作品概要

花咲くアーモンドの木の枝》は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品。制作年は1890年から1890年で、ゴッホ美術館に所蔵されている。

ゴッホが自らの耳を切り落とし、南フランスのサン=レミード=プロヴァンスの精神病院で療養しているときの作品。1890年1月31日パリに住む弟テオドロス・ファン・ゴッホ(テオ)とその妻ヨハンナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル(ヨー)との間に男の子が生まれる。テオから「男の子が生まれ、息子の名前はフィンセントにしようと思う。」という旨の手紙を受け取ったゴッホは、そののち母親に向け「そのこのためにすぐ青い空を背景に白い花をつけたアーモンドの木の枝の絵を描き始めました。」と報告をしている。

その絵は、雲一つない青い空を背景に、いっぱいに広げたアーモンドの枝の木に咲く白い花は、同じ名前を持つ甥の誕生の喜び・その子の未来への希望が描かれており、ゴッホ自身も会心の作としている。日本の浮世絵が好きだったという彼は、浮世絵の題材によく描かれている桜の樹をアーモンドの花に見立ててのことかもしれない。これまでにも何点かのアーモンドの花を描いてはいるが、これまでの作品よりも作風は明るく・豊かで、観る者が吸い込まれる様なすばらしい作品になっている。これから、数か月後にゴッホはピストルによって自ら命を絶つことになり、最晩年の作品になった。

《花咲くアーモンドの木の枝》の基本情報

  • 制作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
  • 作品名:花咲くアーモンドの木の枝
  • 制作年:1890年-1890年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ゴッホ美術館
  • 種類:油絵具/キャンバス
  • 高さ:73.3cm
  • 横幅:92.4cm
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