作品概要

草原で花をつむ少女たち》は、画家のピエール=オーギュスト・ルノワールによって描かれた作品。制作年は1888年から1888年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

『草原で花をつむ少女たち』は印象派の画家ルノワールによって描かれた絵画である。1888年から1892年にかけて、ルノワールは幾つかの作品にゆったりとした時と楽しむ2人の少女を登場させている。本作品では白いフロックを着た金髪の少女とピンクの服を着た茶色い髪の少女が花を摘む様子が描かれている。同じ少女たちは『ピアノの前の少女たち』にも描かれている。若く、無邪気な少女たちを描いたこれらの作品は、1890年代前半に非常に人気があった。

このころ、ルノワールは古典主義に影響を受けた時期であったが、作品によっては独自の印象派的な表現も取り入れている。色彩の豊かさや生き生きとした筆遣いには、これまでの作品にはない、新たな面を見ることができる。薄く明るく塗られた下地に、細い草が夏のそよ風に揺れるように柔らかくつやつやと波打つ色彩。人物の輪郭は1880年代作品のように丁寧な筆致で描かれている。

この時期のルノワールの画風は、例えば本作品の手前の地面や林の間の描写にみられるように、「対象が過度に柔らかく描かれている」と批判されることもある。しかし、これは誤解が大きいだろう。

柔らかさや流れるような描写は暖かい夏の日の空気に溶け込むように精緻に計算されたものである。心地よく気だるい夏の日の美しさが表現されているのである。この作品は1951年にユダヤ系の事業家であるサム・ルーソン氏よりメトロポリタン美術館に寄贈され、現在も同館に収蔵されている。

《草原で花をつむ少女たち》の基本情報

  • 制作者:ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 作品名:草原で花をつむ少女たち
  • 制作年:1888年-1892年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:メトロポリタン美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:81.3cm
  • 横幅:65.4cm
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