作品概要

ブージヴァルのダンス》は、画家のピエール=オーギュスト・ルノワールによって描かれた作品。制作年は1883年から1883年で、ボストン美術館に所蔵されている。

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1883年に印象派の画家ルノワールが描いた『ブージヴァルのダンス』はダンスをモチーフとした3部作のひとつであり、他に『田舎のダンス』と『都会のダンス』と題された作品が同年に発表された。パリ郊外、セーヌ川沿いにあるブージヴァルのカフェは、都市に住む人々にとって憩いの場であった。ルノワールうをはじめ、印象派の芸術家たちにとっても例外ではない。

画中には1組のカップルがくるくると舞う姿が描かれている。作品の主役となるのは麦わら帽子に青い服の情熱的な男性、そして赤い帽子裾から白いペチコートがのぞく薄桃色のアンサンブルを着た女性。この女性はモデルであり芸術家であったシュザンヌ・ヴァラドンである。彼女は20世紀の代表的な画家であるモーリス・ユトリロの母親でもある。父親はルノワールとも言われているが、ルノワール自身はそのような噂を証明するものはないと語っている。

彼女はルノワール以外にもドガ、ロートレック等、同時代の画家たちのモデルを務めた。彼女の禁欲的な知性と繊細雰囲気は、ルノワールが描く女性像としては例外的である。背景についても他のルノワール作品とは違い、カフェで陽気に騒ぐ人々が丁寧に描かれている。この作品が展示されるとき、鑑賞者の目線の高さはちょうど、タバコの吸殻や燃え尽きたマッチ棒、紫色のブーケが散らばる地面に来るようになっており、作品をより官能的に見せている。

夏の情熱とまるまるをにおわせ、恋人たちの恍惚感を盛り上げる音楽が聞こえてくるようである。

《ブージヴァルのダンス》の基本情報

  • 制作者:ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 作品名:ブージヴァルのダンス
  • 制作年:1883年-1883年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ボストン美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:181.9cm
  • 横幅:98.1cm
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