作品概要

白い襟のベラ》は、画家のマルク・シャガールによって描かれた作品。制作年は1917年から1917年で、個人蔵に所蔵されている。

『白い襟のベラ』は作者であるマルクシャガールの妻である。1917年に描かれた本作も同様に、彼女は、シャガールの作品で生涯を通してよく描かれるモチーフになった。1915年の夏に結婚したシャガールの最初の妻であるベラの作品で、この肖像画は、ある種の妻への愛の手紙を兼ねている。

ベラはおとなしそうな顔と姿で、緑豊かな田園の風景の中で佇み、周りの風景よりも大きく描かれており、伝統的なキリスト教絵画の主題である『聖母マリアの被昇天』を感じさせる。シャガールは愛をテーマに作品を多く描き、「愛だけが私の関心であり、愛を巡るものとのみ関わっていまる。」という言葉も残している。

『白い襟のベラ』は豊かな表現力と活気のある印象で描かれていて、シャガールが生涯に渡って描くモチーフとして描かれている。また全体に超現実主義的な印象を受ける。巨大なベラの下には小さく描かれた画家自身と夫婦の娘であるイバがいて、シャガールの作品を象徴する2つの小さなモチーフを見ることが出来る。

本作から感じられる違和感は、ベラの肖像画は写真に基づいて描かれ、それ以外のモチーフはシャガールの想像力から来ているという点である。全体的に、不均衡なバランスであり、違和感を感じる。

背景の森林は、ミロの超現実主義を想起させる不思議な風景である。そして自身の描写と娘のイダは優しいタッチで描写されており、控えめなタッチで、明るい緑、ピンク、白で表情豊かに描かれている。下部3分の1は崇高な印象が感じられる。

《白い襟のベラ》の基本情報

  • 制作者:マルク・シャガール
  • 作品名:白い襟のベラ
  • 制作年:1917年-1917年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:個人蔵
  • 種類:油彩、キャンバス
  • 高さ:72cm
  • 横幅:149cm
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