作品概要

道化師に扮したパウロ》は、画家のパブロ・ピカソによって描かれた作品。制作年は1924年から1924年で、パリ国立ピカソ美術館に所蔵されている。

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パウロはピカソの最初の息子であり、1921年の2月に生まれた。彼はピカソの没した数年後に亡くなった。

1918年にロシア正教会で結婚したオルガとの子供である。他の多くの家族の肖像と同様に、(特にオルガは自分が識別できるように人物を描くことをピカソに強要したため、)とても正確な表現による描写で、我々は画題が誰なのかが容易に識別できる。しかしやはりピカソらしく、この作品が描かれた場所や時期を特定するのは容易ではない。彼は故意に、キャンバスの大部分をスケッチの状態または色を塗らない状態で残している。広い色塗りされた背景にあえてほんの数本の線や筆遣いを残すことで調和を保っている。これは従来の考えを逆転させる破壊的なテクニックである。これは自然主義の発想ではないが、芸術作品が現実の模倣ではなく、それに何か付け加えたものであることを示している。現実は絵画を支配しない、絵画芸術はそれ自体のルールと在り様があるのだ。

『道化師に扮したパウロ』はピカソが長男を描いた数多くのシリーズのひとつである。パウロは他にもピエロや闘牛士などのかわいい装束に身をまとい、または無邪気に遊ぶ姿などで、ピカソ絵画のモデルとなっている。ピカソはこれらのパウロの肖像絵画の中で、巧みに構成力、色彩、そして空間采配を操っている。この絵を彼の代表作にしているものは、ピカソの長男に対する愛情ではなく、彼の純粋な創作性の確実さによるものであろう。

《道化師に扮したパウロ》の基本情報

  • 制作者:パブロ・ピカソ
  • 作品名:道化師に扮したパウロ
  • 制作年:1924年-1924年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:パリ国立ピカソ美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:130cm
  • 横幅:97.2cm
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