作品概要

アトリエの画家》は、画家のレンブラント・ファン・レインによって描かれた作品。制作年は1628年から1628年で、ボストン美術館に所蔵されている。

こちらの作品も、初期のレンブラント作品を代表するものの一つである。日本語では「アトリエにいる風景」という題名でも知られている。この「アトリエとその中にいる画家」という題材は17世紀当時のネーデルランド(オランダ)でよく描かれていた題材である。

本作の中では必要以上のものが極力取り除かれており、キャンバスに向かって創作活動をしようとしている画家というシンプルな構図の中にレンブラントの卓越した技術を見ることができる、特に注目すべき点は、画家とキャンバスの間の絶妙な距離感。そしてアトリエに差し込む光やその光によって落ち込む影の見事な描写である。なお、この作品の作者についてはレンブラント本人とする説や、当時のレンブラントの弟子の中で最も有力な弟子のひとりであったヘリット・ダウであるとする説が有力であるものの、いまだに結論は出ていない。

この頃からレンブラントは更に頭角を現してきており、ユトレヒトの法律家で美術評論家でもあったファン・ブヘルが1628年に書いた著書「絵画」の中には、レンブラントが称賛を受けていることが記されている。当時レンブラントはエッチングにも手を伸ばしていたが、エッチングが絵画以外にもヨーロッパに広まったことがレンブラントの評判を高めるひとつの要因になったと言われている。また、イギリスのアンクルム侯爵がオランダを訪問した際に、オラニエ公フレデリック・ヘンドリックの秘書官コンスタンティン・ホイヘンスという人物がチャールズ1世への献上品として絵画作品を何枚か献上したが、その中にはレンブラントの作品も含まれていた。

《アトリエの画家》の基本情報

  • 制作者:レンブラント・ファン・レイン
  • 作品名:アトリエの画家
  • 制作年:1628年-1628年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ボストン美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:25cm
  • 横幅:32cm
  • 編集情報

  • 投稿日:
  • 編集者:
  • 運営元:MUSEY編集部