作品概要

手術(触覚)》は、画家のレンブラント・ファン・レインによって描かれた作品。制作年は1624年から1624年で、個人蔵(ニューヨーク)に所蔵されている。

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この作品は18世紀に拡張され描き足しが施されていたが、1988年の修復の際に元の状態に戻された。当時まだ学生であったレンブラントが描いた五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)シリーズのひとつ「触覚」に当たるものであるが、後に画家の名を有名たらしめる明暗の描写技術、ユーモアの才能がすでに見受けられる。

画面の中で表現されている「触覚」が「痛覚」であることにもその諧謔が伺える。患者は椅子に座り、両手を握りしめて痛みに縮み上がっている。左上の男は手にランセットを持ち治療を施しており、画面右では老いた男が蝋燭を掲げて助手を務めている。

この絵が発見された時、画面左下の際に見えるヒーター上にはポットが描き込まれ、背景の戸棚、蝋燭を持つ男性の背中、患者の足などが描き足されていた。これらの描き込みにもかかわらず、幸い光の表現は(全体的にやや強調されていたとはいえ)特に大きな加筆を受けずに済み、全体の調和は損なわれずに済んでいる。

五感シリーズは20世紀の間に次々と発見されるうち、そのサイズやテーマ、スタイルの一貫性などから連作であるらしいことが徐々に明確になっていった。また、拡張された部分はオーク材で作られているが、その材料と工法の一致からおそらく同一人物による加工であったと考えられている。現在五感シリーズは4つまでが確認されているが、「味覚」はまだ見つかっていない。

《手術(触覚)》の基本情報

  • 制作者:レンブラント・ファン・レイン
  • 作品名:手術(触覚)
  • 制作年:1624年-1624年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:個人蔵(ニューヨーク)
  • 種類:油絵
  • 高さ:21.5cm
  • 横幅:17.7cm
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