作品概要

五感》は、画家のピーデル・パウル・ルーベンスによって描かれた作品。制作年は1617年から1617年で、プラド美術館に所蔵されている。

「五感」は1617年から1618年にかけてアントワープにてヤン・ブリューゲル (父)とピーテル・パウル・ルーベンスによって描かれた寓話的絵画シリーズであり、ブリューゲルが場面設定を、ルーベンスが人物を担当し制作された。絵画は現在、マドリッドのプラド美術館に所蔵されている。

このシリーズ作品は、近しい友人であったブリューゲルとルーベンスによる共同制作類の中で、最も有名かつ成功を収めた作品のひとつである。女性の姿で寓話的に表現された五感は、「五感」シリーズ制作のひと世紀前に始まり、有名な最古の例としては、1500年頃に制作された「貴婦人と一角獣」のタペストリーシリーズが挙げられるが、花、娯楽、魚とともに美術、楽器、科学機器、軍用機の集合を用いてテーマを表現したのはブリューゲルが最初の人物である。彼の手法はのちのフランドル美術に多用された。

ブリューゲル(父)とルーベンスが感銘を受けた、スペイン領ネーデルラント君主、アルブレヒト7世・フォン・エスターライヒと妻イサベル・クララ・エウヘニアの宮廷の壮麗さを想起させる、豪華な場面設定を作り出した。「五感」シリーズはアルブレヒト7世・フォン・エスターライヒと妻イサベル・クララ・エウヘニアにより制作が依頼されたとされており、絵画の細部は彼らに関連する要素を多く含んでいる。シリーズのうち3作品の背景には、アルブレヒト7世とイザベルの宮殿が描かれており、「視覚」は2人の肖像画と乗馬するアルブレヒト7世の肖像画を描写している。また「聴覚」における音楽は、2人に捧げられたマドリガル(無伴奏の合唱曲)となっている。

《五感》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・パウル・ルーベンス
  • 作品名:五感
  • 制作年:1617年-1618年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:プラド美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:110cm
  • 横幅:110cm
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