作品概要

落下する馬車》は、画家のピーデル・パウル・ルーベンスによって描かれた作品。制作年は1604年から1604年で、ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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「落下する馬車」は1604年、1605年頃にバロック派のフランドルの画家、ピーテル・パウル・ルーベンスによって描かれた絵画である。この絵画の題材は古代ギリシャ神話に登場するパエトーンであり、視覚美術に繰り返し使用されるテーマである。

ルーベンスは、神話に描かれているその動作の真っ最中を描写することを決め、それにより絵画右側には、全知全能の神ゼウスによって雷が落とされる瞬間が描かれている。出来事の暗さを表現する一方、雷が馬と人の顔に映る恐怖の表現を助長する、光のコントラストを作り出した。昼夜の区別のつかない恐怖に怯える蝶の翼の生えた女性の人影は、時間と季節を表現しており、昼夜のサイクルのみならず、天国をアーチ型にする占星術円もまた崩壊している。

一箇所に集まる人々、そして馬たちの体は、中央で斜めに楕円を描きキャンバスの闇と光を隔てており、体の配置は作品を見る人が絶えず楕円周辺を見るよう促している。

ピーテル・パウル・ルーベンスは「落下する馬車」をイタリア、ローマにて描き、その後の1606年、1608年頃に恐らくこの絵画を改訂したとされている。1990年1月5日より、アメリカ合衆国ワシントンD.C.所在のナショナル・ギャラリー(ナショナル・ギャラリー・オブ・アート)にて所蔵されている。ルーベンスはこの他にも、「イカロスの墜落」「アンドロメダを救うペルセウス」「パリスの審判」といった、古代ギリシャ神話を舞台にした絵画を制作している。

《落下する馬車》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・パウル・ルーベンス
  • 作品名:落下する馬車
  • 制作年:1604年-1605年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ナショナル・ギャラリー
  • 種類:油彩
  • 高さ:131.2cm
  • 横幅:131.2cm
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