作品概要

パリスの審判》は、画家のピーデル・パウル・ルーベンスによって描かれた作品。制作年は1632年から1632年で、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

絵の題材となっている「パリスの審判」はギリシア・ローマ神話の一場面。最高位の女神であるユノ、知恵の女神ミネルヴァ、愛と美の女神ウェヌスがその美しさを競った。復讐の女神エリスが最も美しい女神にと記した黄金の林檎をめぐって三人が争うことになり、その判断のために羊飼いのパリスが指名される。

三人はそれぞれ異なる贈り物をパリスに申し出、ウェヌスが勝利をおさめる。絵の右側に座って黄金の林檎を差し出しているのがパリス。左手に立っているのが三人の女神たちである。三人のうち右側、絵の中央で赤い布を手にしているのが女神ユノであり、彼女の足元にはそのアトリビュートであるクジャクが描かれている。三人のうち中央に描かれているのがウェヌスで、その後ろにはキューピッドが描かれている。画面左に描かれているのがミネルヴァで、彼女の後ろにはメデューサの首がついている盾が描かれている。

この絵の主題である「パリスの審判」は、ルーベンスによって数度にわたって描かれた。ロンドン・ナショナル・ギャラリーに収蔵されているこの絵のほかに、プラド美術館に収蔵されている同名作もよく知られている。また、ルーベンスだけでなく、アントワーヌ・ヴァトーやオーギュスト・ルノアールなど様々な画家によっても描かれている。

《パリスの審判》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・パウル・ルーベンス
  • 作品名:パリスの審判
  • 制作年:1632年-1635年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ロンドン・ナショナル・ギャラリー
  • 種類:油彩
  • 高さ:144.8cm
  • 横幅:193.7cm
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