作品概要

浴女たち(ニンフ)》は、画家のピエール=オーギュスト・ルノワールによって描かれた作品。制作年は1918年から1918年で、オルセー美術館に所蔵されている。

『浴女たち』は1918年から1919年にかけてルノワールが描いた絵画である。1923年にルノワールの3人の息子が連名でフランスに寄贈したため、現在はパリのオルセー美術館が所蔵している。

絵の中には裸の女性たちが二組いる。二人の裸婦が絵の前面で横たわり、別の浴女三人が後方右手で水浴びをしている。大きな庭にはオリーブの木々やコレットが生い茂る。モデルの中には、後にルノワールの息子ジャン・ルノワールが最初に娶る女性、アンドレ・ヘスリンがいる。絵の描かれた場所は、ルノワールが所有した南仏にあるカニエ・シュル・メール県の別宅の大きな庭に組まれたセッティングを利用したものであろう。

地中海的な風景はローマ・ギリシャという伝統的古典に題材をとり、「地上は神々の楽園であった」ことを表現しようとしているとも考えうる。他方で色彩を見てみると、モデル達の与えるセンシュアルな印象と、豊かな色使いを使った牧歌的な表現が強調されている。

ルノワールはこの絵画で、何ら同時代の物事に言及することなく、「時を超越する自然」を描いている。浴女というテーマはルノワール晩年の絵画において常に念頭におかれる題材であった。ルノワールが描く浴女たちは自由で、何ものにも支配されていない。彼女たちは自然に溶け込み、樹木、花、赤い水を分け合っている。この絵画は1919年に死去したルノワールが残した遺書のような作品である。

絵画への評価は厳しく、「手足が大きすぎ、モデルたちに使われているピンク色と肉の表現が弱すぎる」と言われている。

《浴女たち(ニンフ)》の基本情報

  • 制作者:ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 作品名:浴女たち(ニンフ)
  • 制作年:1918年-1919年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:オルセー美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:160cm
  • 横幅:110cm
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