作品概要

パリジェンヌ》は、画家のピエール=オーギュスト・ルノワールによって描かれた作品。制作年は1874年から1874年で、ウェールズ国立美術館に所蔵されている。

『パリジェンヌ』は1874年に描かれたルノワールの油彩画で、現在はカーディフのウェールズ国立美術館に所蔵されている。1874年に開かれた最初の印象派展にルノワールが出した七作品のうちのひとつで、「青のレディ」と言う呼び名でも知られている。

絵の中では、目を奪うような深い青色の長ドレスに身を包んだ若い女性が、グローブをはめながら絵を見るものに視線を投げかけている。当初絵の左上には戸口が、右上にはカーテンが描かれていたが、後に展覧会の前になってルノワール本人が塗りつぶしてしまった。その結果、中央に位置する女性は何もない空間に綺麗に浮いているかのような佇まいになっている。

青、藤色、黄色で描かれる何もない背景がこの絵画の最後の隠し味となっており、詳細に描かれた人物よりも薄く緩やかなブラッシングで彩色されている。帽子の下の髪、イヤリングとその根元、まつげなどは、えに仕上げ剤を塗ったあとに描き加えられた。

1874年の第一回印象派展においては、ほかに展示された絵と同様、この絵画も、多くの批評家がその出来に及第点を認めた一方で、毀誉褒貶を巻き起こしていく。「失敗作」と言う批評家もいれば、「これは肖像画と言っていいのか」と困惑する批評家もいた。
この絵画のモデルは当時16歳のアンリエット・アンリオで、後にオデオン座のスターになる人物である。絵自体は印象派の熱烈な支持者アンリ・ルオーによって展覧会の同年に1500フランで落札され、リスボン通りのルオー宅に飾られたという。

《パリジェンヌ》の基本情報

  • 制作者:ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 作品名:パリジェンヌ
  • 制作年:1874年-1874年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ウェールズ国立美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:163.5cm
  • 横幅:108.5cm
  • 編集情報

  • 投稿日:
  • 編集者:
  • 運営元:MUSEY編集部