作品概要

放蕩一代記(3,乱痴気騒ぎ)》は、画家のウィリアム・ホガースによって描かれた作品。制作年は1732年から1732年で、大英博物館に所蔵されている。

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『放蕩一代記』は1735年にウィリアム・ホガースが自己の絵画を元に版画として作成した八枚組作品で、三枚目では、場所をコヴェント・ガーデン、ドゥルーリー通り、売春宿で有名なローズ・タヴァーンに移し、主人公トム・レイクウェルが堕落し始める様子を描いている。

午前三時、トムは娼婦に囲まれて泥酔し、椅子にふんぞり返って足をテーブルに投げ出している。年若い娼婦がトムを抱きよせながらその時計を盗んでいる。背後に立つ黒人の少女を楽しませようと、別の娼婦がジンをわざとこぼして見せている。そのまた別の娼婦はパンチ飲料用の大きなボウルから酒をがぶ飲みし、さらに別の娼婦は「ポーズを取って見せろ」という要望に応じてか、自らの衣服を脱いでいる。

右側ではハープ弾きと男が大きな皿とろうそくを携えてドアから忍び寄る。妊娠しているバラッド歌いの女性は、「ブラック・ジョーク」と書かれた紙切れを手につかんでいる。壁には世界地図がかけられているが、ろうそくを持った娼婦がそれに火を付けて遊んでいる。同じようにローマ歴代皇帝の版画も、ネロ帝を除いて傷つけられている。

娼婦たちの顔には黒い点がわざと化粧されているが、これは彼女たちが梅毒の疱瘡を隠そうと、自らの手で施したものであるという。絵の右下にはロンドン夜警団の警棒と提灯土産が描かれているが、これはトムの夜遊びの戦利品としての表現である。衣服を脱ぐ女性の横には、白目製品を入れたバケツが倒れており、中のものが零れ落ちている。

《放蕩一代記(3,乱痴気騒ぎ)》の基本情報

  • 制作者:ウィリアム・ホガース
  • 作品名:放蕩一代記(3,乱痴気騒ぎ)
  • 制作年:1732年-1735年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:大英博物館
  • 種類:版画
  • 高さ:35cm
  • 横幅:40.4cm
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