作品概要

聖ステファノの殉教》は、画家のレンブラント・ファン・レインによって描かれた作品。制作年は1625年から1625年で、リヨン美術館に所蔵されている。

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薄暗い画面には歴史を感じさせる建物が並び、中心の若い男に目線が行くように配置されている。その男に雲の切れ間からの陽光が当たるようにハイライトの効果を作り上げている方法はレンブラントならではである。

本作品は新約聖書「使徒行伝」にとうじょうするユダヤ人キリスト教徒で殉教者のステファノに主題をとったものである。ステファノはギリシャ語を話すユダヤ人であった。初代教会においてユダヤ語を話すユダヤ人とギリシャ語を話すユダヤ人との間で摩擦が生じたため、使徒たちに選ばれたものであった。

ステファノは天使のような顔を持ち、人々を引きつけたため、これをよく思わない者達によって訴えられた。そこでステファノはユダヤ人の歴史を引き合いに出しながらユダヤ教を批判したため、石打ちの刑に処せられたという。この場にはサウロ、のちのパウロが立ち会っていた。殉教の後、ステファノの墓は公式に415年に定められ、多くの巡礼を集めた。12月26日は「ステファノの日」としてアイルランド、イタリアなどでは休日にされている。

場面は大きく遠巻きに見守る者、石打ちの刑を行おうとするもの、そしてステファノにわけられている。遠巻きに見守る者達は丘の上に登ったり、顔を顰めたりしている。みなターバンを巻き、衣装は色彩豊かである。石打ちの刑を行う者は力をみなぎらせるような筋肉の描写が目立つ。そしてステファノは東方的とも思えるような文様の衣装を着ながら、天を仰いでいる。

《聖ステファノの殉教》の基本情報

  • 制作者:レンブラント・ファン・レイン
  • 作品名:聖ステファノの殉教
  • 制作年:1625年-1625年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:リヨン美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:89.5cm
  • 横幅:123.6cm
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