作品概要

ポーランド人の貴族》は、画家のレンブラント・ファン・レインによって描かれた作品。制作年は1637年から1637年で、ナショナル・ギャラリー・オブ・アートに所蔵されている。

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アメリカ合衆国はワシントンDCにあるナショナル・ギャラリー・オブ・アート所蔵の作品で、レンブラントがポーランドの貴族階級シュラフタ、あるいは当時の東欧の貴族階級であるボヤールのものと思われる衣装を身に纏った一人の男性を描いた肖像画である。

この人物の素性は未だに明確な特定はなされておらず、それ故多数の解釈が林立する状態になっているところ、最も有力な説は、この絵がロバート・フィッツ一世の肖像画であると推定する。当絵画の所有者の変遷もまた複数に渡り、その中にはロシアの女帝エカテリーナ二世、また20世紀初頭の米国財務長官にして銀行家のアンドリュー・メロンらが含まれるという。

肖像画の中では、45歳くらいの男性が画家の右側に相対し、何かの指揮を行うかのような素振りを見せている。掲げられた右腕には金の持ち手がついたバトンが握られている。この男性の口元には濃い口髭が蓄えられ、丈の高い毛皮の帽子を被り、その中央には金の鎖で結ばれた宝石と紋章が見受けられる。男性の耳からは洋梨型に象られた真珠のイヤリングが下がっている。幅広い毛皮の襟を備えた赤茶色のマントを羽織り、その上には、重厚な金の鎖が三馬尾旗(トルコ軍の指導者が用いた軍旗の一種)を象る右肩のペンダントから伸びている。左側から当てられる光は、モデルの右側で影を作り、陰影技法が用いられていることを物語る。背景の色は茶灰色である。

この絵は出来上がった当初正式な表題を持たなかった。「スラブの王子」などという表題を含む多数の命名があり、ポーランドの貴族という題名は時代を下った近年、最も広く認知されたものから受け継がれたと言う。

《ポーランド人の貴族》の基本情報

  • 制作者:レンブラント・ファン・レイン
  • 作品名:ポーランド人の貴族
  • 制作年:1637年-1637年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ナショナル・ギャラリー・オブ・アート
  • 種類:油彩板絵
  • 高さ:96.7cm
  • 横幅:66.1cm
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