作品概要

黒魔術》は、画家のルネ・マグリットによって描かれた作品。制作年は1945年から1945年で、個人蔵に所蔵されている。

「黒魔術」は、マグリットの中でも最も評価の高いヌード絵画の一つ。彼は「マグネット」と「夢」などでいくつか他のバージョンも描いている。モデルは彼の妻であるジョーゼットで、空の色と彼女の胴体の上部を徐々に一体化させて描かれている。

彼女の姿は、美しさと割合の法則を遵守し、ライブモデルと同じくらいに大理石の彫刻に似ていて、古典的な方法で描かれている。しかし、この伝統的な表現法は、徐々に彼女の背後にある空のトーンと上半身が融合し、予想外の着色として並置されている。大理石の彫刻には「永遠性」が込められていると云われている。

この頃の作品では、女性は石のブロックに片手を置いて休んでいる。マグリットはそれについてこのように語っている:

「石が地球に関連づけられていると考えている。これは、石に手を置く事で地球への愛着に寄り添い、それは女性への愛着でもある。別の観点から石のハードな存在と人間の精神的、物理的システムが繋がっている。」

ヌードの女性は常に目を閉じているか、顔を背けているか、彫刻のようにうつろな目をして、鑑賞者の視線やエロティックな欲望から背いた状態になっている。マグリットは「絵が存続している理由の一つにエロティシズムがある。それを彼らのクールなカラーリングと、これらの古典的に描かれたヌードでもっとも強く表現している」と主張している。その典型的な例が「黒魔術」ということだ。 

《黒魔術》の基本情報

  • 制作者:ルネ・マグリット
  • 作品名:黒魔術
  • 制作年:1945年-1945年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:個人蔵
  • 種類:油彩
  • 高さ:54cm
  • 横幅:73cm
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