作品概要

サーラ・デル・アッセ》は、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた作品。制作年は1498年から1498年で、スフォルツェスコ城(ミラノ)に所蔵されている。

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この壁画は1498年、ミラノのスフォルツェスコ城にある一室の天井と壁面上部に描かれた。

来歴

『最後の晩餐』を制作中、レオナルドはミラノ君主ルドヴィーコ・スフォルツァから依頼を受けて本壁画を制作した。いくつかの文献には君主からの依頼を示すものが遺っており、また、グアルチエロ・ベスカーペが君主へ宛てた手紙は、画家が本壁画制作を9月に終えたことを伝えている。画家はこの責任者であったが、どれほど多くの人々が制作に協力したのかは明らかになっていない。

レオナルドは屋外空間を再現するかのような装飾図案を設計した。壁から豊かな木の幹が枝を半円形状に伸ばし、天井全体を覆って密度の高いパーゴラが形成されるようにしたのである。

この密な枝葉の装飾は、フランク・ツォルナー(2011)によれば「壁で閉じた空間を打ち破り、理想の屋外空間へと変貌させるかのようである」。いくつかの木の根は岩の層を貫通するように描かれ、それが幹、枝へと続いてゆき、幾何学的な模様をなす緑の葉が天井を覆う。装飾的な植物のモチーフに関する理論的な記述は、画家によって描かれた『絵画の書』のうちの「樹木と植物について」に見ることができる。

再発見

この部屋は様々な用途に、とりわけ洋服掛けとして使用された。19世紀後半に、この部屋の装飾図案の断片が2つ発見されたが、当時はレオナルドの手によるものでないとして覆われてしまっていた。再度発見されたのは1954年のことである。

この時、1893年から94年に塗られた漆喰は悪化していた。1901年から02年にかけて最初の修復がルカ・ベルトラミによってなされたが、彼は傷んだ部分や欠損部に加筆することを厭わなかった。これらは1954年の新たな修復運動によって、オリジナルを損ねないよう可能な限り除去された。現在ではまた修復作業が行われている。

《サーラ・デル・アッセ》の基本情報

  • 制作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 作品名:サーラ・デル・アッセ
  • 制作年:1498年-1498年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:スフォルツェスコ城(ミラノ)
  • 種類:漆喰の壁にテンペラ
  • 高さ:764㎡cm
  • 横幅:不明
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