作品概要

ほつれ髪の女》は、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた作品。制作年は1500?年から1500?年で、パルマ国立美術館(イタリア)に所蔵されている。

1839年より北イタリアのパルマ国立美術館に所蔵されており、「岩窟の聖母」「聖アンナと聖母子」「聖ヨハネ」と同時期のレオナルドの円熟期に描かれた傑作。

盛期ルネサンス時代に製作されたこの絵は、1627年ゴンザーガ家のコレクションとして初めてその名が登場するが、1531年にイッポリト・カランドラの書簡に記載のある、フェデリーコ2世・ゴンザーガの夫人マーガレット・パレオロギーナの寝室に飾られていた絵画と同じではないかと思われている。

実際、侯爵夫人は1501年にピエトロ・ノベレラ宛の手紙で、レオナルドに私室(キャビネット)用にマドンナ像を描いては貰えないだろうかと打診している。

「ほつれ髪の女」はレオナルドの他の作品と比較しても、その当時としてはやや正統路線から外れており、批評家はレオナルドは単に髪を梳かしていない女性を描いたのではなく、女性が本来持つ自然の美と力を描こうとしたのではないかと分析している。

アレキサンダー・ネイゲルはこの絵を次のように評した。「この瞳は外界の何も見つめておらず、時空を超えて停留しているように見える。この瞳は外界からの直接的な印象を受け入れるのではなく、内省を通して見つめている。それは特定の思考を越えた浮遊する心持ちであり、自己の肉体すら意識しない無自我の境地である。ここで精神世界は言葉や態度ではない絵画的効果という新たな法則によって示唆されている。」

《ほつれ髪の女》の基本情報

  • 制作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 作品名:ほつれ髪の女
  • 制作年:1500?年-1500?年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:パルマ国立美術館(イタリア)
  • 種類:ポプラ板に油彩
  • 高さ:24.7cm
  • 横幅:21cm
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