作品概要

ジネヴラ・デ・ベンチの肖像》は、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた作品。制作年は1474年から1474年で、ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントンD.C.に所蔵されている。

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1474年にフィレンツェの有名な銀行家の一族アメリゴ・デ・ベンチの16歳の娘であるジネヴラの結婚記念に描かれた肖像画と言われている。ただし、イタリア人画家で美術史家であるジョルジョ・ヴァザーリの「画家・彫刻家・建築家列伝」ではジネーヴラはフィレンツェ貴族のアメリゴ・デベンチの娘であるという記載がなく、ルイージ・ディ・ベルナルド・ニッコリニーニの妻であることだけが記載されている。

当時、ジネヴラは20歳以上歳の離れた政務官との結婚が決まっており表情には緊張感が現れている。

絵画の裏面には” VIRTVTEM FORMA DECORAT”ラテン語で美は徳を飾るという言葉が書かれている。この言葉はジネヴラの知性と徳のある人物であることを象徴しているとされている。

また、文章と一緒に描かれている月桂樹と椰子、セイヨウネズにもちゃんと意味合いがありセイヨウネズはイタリア語で(ginepro) といいその小枝は彼女の名前でもある(Ginevra) である。周囲の月桂樹と椰子はフィレンツェの大使であったピエトロ・ベンボ家のエンブレムをモチーフとしている。ベンボは詩人でもあり、ジネヴラと交流のあった人物で、この絵画の裏面にはジネヴラに充てた詩が描かれている。このことからベンボからの依頼でダヴィンチがこの作品を制作した説が濃厚である。

また、作品は描かれた当初方から下の腕の部分が存在したがのこぎりで切り取られ、手の部分はダヴィンチの秀作でしか確認することはできない。本作品は南北アメリカ大陸で一般公開されている唯一のダヴィンチ作品で、現在はワシントンのナショナル・ギャラリーオブアートに展示されている。

《ジネヴラ・デ・ベンチの肖像》の基本情報

  • 制作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 作品名:ジネヴラ・デ・ベンチの肖像
  • 制作年:1474年-1478年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントンD.C.
  • 種類:油絵具
  • 高さ:38.1cm
  • 横幅:37cm
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