作品概要

アイルワースのモナ・リザ》は、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた作品。制作年は1493?年から1493?年で、財団(不明)に所蔵されている。

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議論

ダヴィンチが若い頃に描いたといわれる、「もう一つのモナ・リザ」だが、こちらのモナ・リザは、イギリスのアイルワースで保管されていたため、「アイルワースのモナ・リザ」という名前がついている。

アイスワースのモナリザは、レオナルドの《モナ・リザ》に基づいて描かれた多くの絵画のうちの1つとしてみなされていたが、本作は長らく、レオナルド自身が描いたものと主張されてきた。

ダヴィンチの年代史家であるジョルジョ・ヴァザーリによると、レオナルドは1503年にオリジナルのモナ・リザを書いたが、それは未完成のまま終わり、完全なモナ・リザは1517年に再び完成したと言う。後者のものがルーブル所蔵のモナ・リザであることは、ほぼ確実視されている。

本作品の所有者およびその後援者らは、これがモナ・リザの未完成版であり、レオナルド自身の手によって描かれた事を主張している。

絵画上の特徴としては、ルーブルのものよりも横幅が広く、左右の柱に囲まれている。また、モデルは若く、背景はルーブルよりも粗い仕上がりとなっている。何人かの専門家は顔はレオナルドによって描かれたものの、他の者に仕上げられた可能性がある事を指摘している。

決着?

本作について、2012年にモナ・リザ財団は、35年以上の調査から「あらゆる角度から」この絵がモナ・リザの初期バージョンであると結論づけた。これは16世紀以来続いている、本作が「もう1つのモナ・リザ」であるという論争に決着をつけるものになるのではないかとして、注目を集めている。

この調査に基づき、美術史家のスタンレー・フェルドマンは、著作『モナ・リザ:レオナルドの初期作』を上梓した。

しかし、ルーブル美術館はコメントを拒否し、オックスフォード大のマーティン・ケンプ教授はあくまで模写であることを主張していることから、その真偽が確定するまではいましばらく時間がかかると言われている。

来歴

モナ・リザ財団の指摘によれば、本作は1800年代の終わりにアートコレクターのヒュー・ブレイカーによって発見されたものの、第一次世界大戦中に保管のためアメリカに渡った。

そして戦後、分析のためにイタリアに運ばれ、後にスイスへと移されて銀行に保管されていたという。

《アイルワースのモナ・リザ》の基本情報

  • 制作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 作品名:アイルワースのモナ・リザ
  • 制作年:1493?年-1496?年
  • 製作国:イタリア
  • 所蔵:財団(不明)
  • 種類:油性
  • 高さ:不明
  • 横幅:不明
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